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2007年 02月 11日

佐川美術館→近江八幡

今日はお友達のshoちゃんと二人旅です。旅っていうほどの距離でもないですが。
今日は6時起きの7時出発です。こんなに早起きするのは久々です。
滋賀の守山にある佐川美術館に行って来ました。
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設計:竹中工務店
JR守山駅若しくはJR堅田駅からバスで20分程度。
二つのボリュームそれぞれに大きな切妻屋根で覆った、迫力のある建築。
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アプローチ部分の回廊です。水がユラユラが反射してとてもきれい。
今日はほんと晴れて良かったと痛感しました。
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内部の天井。光の輪郭がとてもきれい。天井のRと暖色の照明がとても柔らかさを演出していて、なんだか拝みたくなる様な空間でした。ありがたや~。
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こちらは内部の回廊部分。水ってみてるだけでも癒しになりますね。
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この箱のキラキラの部分何でできてると思いますか?
これ、貝殻の裏の紫とか緑に光って所ありますよね。その部分を使って作るんですって。

この美術館、ライトアップもきれいなようですよ。曇りの日はぜひライトアップを。


バスで守山駅に向かって、電車で近江八幡駅へ。
ヴォーリズ建築などを見ながらも、お腹が減ってもう歩けません。
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川岸にある茶楽というカフェで昼食を。僕はきんぴら豆腐丼を注文。
なかなかの美味で御座いました。
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昔の蔵をリノベーションしたようですごく大きな丸太や土壁が残っていたり、トイレは新たに壁に漆喰に藁をいれて仕上げていたりして、うまく残して使っていました。
既製品ばかりで作られる今の建築(それはそれで重要)の中で、こういった造った痕跡の残る建築には前者に見られないパワーを感じます。
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家族からの頼まれ物、クラブハリエでバームクーヘン購入。
これで2,3日は家族にでかい顔ができる。へっへっへっ。
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八幡堀。この地は商業で栄えたようで、昔はさぞかし多くの舟が往来していたんでしょうね。
今も水郷めぐりの舟があるそうですよ。
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ヴォーリズの建てた旧八幡郵便局です。
ヴォーリズさんはこの地にたくさんの建築を建てています。
いくつか見た中ではこれが一番良かったかな。
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ヴォーリズさんは僕がお世話にもなっている、メンソレータムの普及した人物でもあるんです。昔は看板にあるようにメンタームって言っていたんですね。
※訂正:近江兄弟社の商標はメンタームでした。Hi-Rossyのコメント参照。

# by k-humming | 2007-02-11 23:04 | journey
2007年 02月 08日

経済ってそういうことだったのか会議

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経済学、社会学って僕にとってはなんか近づき難くて遠い存在。
kohakuzaさんのブログで紹介されていたスタンダードブックに行って、物色する中、経済、社会のエリアは普段素通りだったんですけど、表紙のデザインが目にとまって購入。
この表紙、「経済ってそういうことだったのか?」って「えっ、どういうこと?なになに~教えてよ~」ってなりますよねー。うまいというか、やられたっていう感じのタイトルです。結果いいタイトルなんですが。

この本すごい読みやすいです。400ページあるんですけど結構パーっと読めちゃう。
佐藤雅彦さんが僕目線で、そして端的、本質的な疑問をぶつけてくれて、
それに対して竹中さんが例え話などを交えて分かりやすく答えてくれます。
エコノミクス(経済学)の意味はギリシャ語のオイコノミクス(共同体のあり方)からきていて、
どのようにすればみんなが幸せに生きることができるかっていうのを考える学問がエコノミクスの始まりだったとか。一番最初に設立された株式会社はなんだろうか?とか。お金の意味や税の意味。ダウとかナスダックの意味とか。とても興味深い内容が佐藤さんの挿絵なども含めながら書かれています。
これ、オススメです。「あーそうだったんだー」って言うの間違いなしです。

# by k-humming | 2007-02-08 22:15 | bubbles
2007年 02月 07日

ペットと志望動機

もう夜中の3時です。転職活動もやっと重たい腰をあげて始めました。
それで書類選考で「なぜ住宅設計を?」「なぜうちの会社を?」っていうのを書いて
提出しなければならなくて今まで必死こいてやっていたわけです。
なぜ住宅設計を?-家好きだから。いぇー。(やっちまった。)
なぜうちの会社を?-応募してたから。いぇー。(駄目押しだ。)
っていうのは許されまい。なかなか文章を書くのは難しいもんです。
文才もなく、高校時代は国語がグズグズなかーくんで通っていましたから。
でも、まーとりあえずこれでなんとか明日提出できそうです。
相談にのってくれたpicklesさんととももこまちさんにも感謝です。
ペットと志望動機_f0088303_251471.jpg

頭もおかしくなってきているところで、年始に買ったペットを紹介します。
豚です。黒豚です。
白山陶器のオーナメントで森正洋さんのデザインのものです。
トリとかゾウとかあるんですけど、トリと迷ってブタにしました。
しかも一番大きいやつ。ボスブタ。
なぜならこのボスブタだけ乳がついてるんです。小さいのにはついてないんです。
だからなんだって感じなんですけど。
ボスブタももう就寝しちゃいました。zzz......おやすみなさい。

# by k-humming | 2007-02-07 03:22 | art,design
2007年 02月 02日

藤森健次

藤森健次_f0088303_1524420.jpg

座椅子購入し、今日手元に届きました。天童木工の藤森健次さんデザインのものです。
なるだけ出費を控えたいのでヤフオクで購入したのですが、
1ヵ月粘ったかいもあって(今の僕はもう簡単にはポチっとクリックしない。成長。いや、現実だ。)
なんと千円で購入。送料の方が高いという。
届いてみると写真で想像していたものより全然きれい。
家族からは「また椅子買うて何するん?あほ?」って半分呆れられましたが、
「これは座椅子だから。長時間勉強してると腰が痛いねん。」と弁解。
でもほんとはパソコンに向かってのネットサーフィンが大半ですけど。何か?
僕は写真と同じケヤキを買いました。
このデザインが50年前にあったのがすごいですよね。
座面に開けられた丸い穴。座布団との間に摩擦が生じさせズレを防ぐことと
板の反りの防止の役目も果たしているんです。
スタッキングもできます。機能美ですね。

# by k-humming | 2007-02-02 15:57 | art,design
2007年 02月 01日

それでもボクはやってない

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今日は1日。おっともう2月だ。如月だ。大変だ。
今日はファーストデイなので難波のTOHOシネマズへ映画鑑賞に行ってきました。
迷わず「それでもボクはやってない」のチケットを。
今日はさすがに混んでいました。午前中のは完売で午後からの席を購入。

さて、内容なんですが。
あらがきを少ししますと、
リーターの金子徹平(加瀬亮)が就職面接に向かう途中で、女子高生に「痴漢したでしょ」というところから始まります。そして、無実をひたすら訴え戦うというお話です。

今まであった、裁判関係の無実を解き明かすサクセスストーリ的なものとは全く違います。
淡々とリアルを描いて、無駄なものは削ぎ落とした映画でした。何度も裁判の場面が出てきますが、実際傍聴しているような感覚を味わうほど現実味があり、「君、そのコメントナイスっ。」「あっ、コラっ、あげあしとってんじゃねー」とか完璧にのめり込んじゃいましたね。
でもこの映画ただごとじゃないなって、そう感じました。
僕、電車通勤してる身分じゃないですけど、電車に乗る限りこういう冤罪をきせられる可能性と隣りあわせなんですよね。弁護士役の瀬戸朝香が「全ての男の人に動機がある。」なんかその言葉がすごく印象的でした。有罪確立99.9%ですよー。何だその数字は?痴漢に関しての無罪を立証するには物的証拠がないからあまりにも困難で、そして相手は警察という国家権力で、なんだか歯がゆかったです。
少し脱線します。
前テレビで見たんですけど、日本の痴漢行為って世界的に見ても顕著に多いらしんです。ヨーロッパとかはあるにせよ、少ない。特にイタリアとか。外人さんにインタビューすると「痴漢なんかするんだったら、口説いちゃうもん。」なんてストレートかつ健全な答えなんでしょうか。youの答えは正しい。
はいっ、戻ります。
なんなんだ~、今の裁判制度は~って思っちゃったんですけど、裁くも裁かれるも人なんですよね。上映中は被告人の金子徹平(加瀬亮)の立場で物事を考えていたんですけど、終わって裁判官や刑事や痴漢にあった女子高生とかの対場で考えるとまた違った見解が見えてきます。人は結局、どこかに利益や不安を考えて、行動してしまっているんですかね。
でも、やっぱり人一人、その周りの人の人生がその判決で大きく変わってしまうわけですからね。やはり冤罪は許されない。日本の裁判はこのままではいけないですよね。
数年後からの裁判員制度がいい方向に進めばいいですね。国民も参加するってことで裁判官一人の決断で決まってしまうことはないけれど、世論に流されやすくなってしまう心配もあります。大事なことは僕たち国民が裁判に対して興味、関心を抱くことかもしれません。それがやはり国家に対してチェックになるわけで。

珍しくかなり長くなってしまいましたが、とーってもいい映画でした。
加瀬さんの演技もとても自然で一庶民を感じさせます。
特にキレ方がいいね。

「ほんとにハーゲンダッツ食べてないんだってっ」
僕もこうやって家族に冤罪をきせられて歯向かうわけです。

# by k-humming | 2007-02-01 22:34 | cinema